マイクロソフトは突如、2019年の10月にWindows7のサポートを、全企業を対象に2023年まで延長すると発表しました。最初ちょっとびっくりして喜んだのですが、よく調べてみると注意点あります。まとめてみました。
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突如の方向転換
消費税上がるし、2020年1月にサポート切れるから、急いでWindows10のパソコンを買ったのに、なんですかこのタイミングは?と怒ってそうな人が多そうですね。
ただ良いニュースではあると思います。助かる会社多そうです。
全企業が対象
というのも全対象の企業という点がポイントです。延長が許されていたのは、それまではボリュームライセンス契約を結んだ大企業などに限られていました。
今回はその範囲を広げて、ほぼ全企業でお金払ってくれればサポート延長しますよ。という内容に方向を変えたのです。
ボリュームライセンスとは?
ボリュームライセンス契約という言葉が出てきましたが、これはどういうことかというと、ひとつの契約で、複数のパソコンをインストールでき、サポートを受けれられる契約です。たとえば300台分まとめて契約しましょう、という感じです。
個人でパソコンを買った場合は、1台に1つだけインストールできますよ、サポートしますよという契約ですね。
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方向転換の主な理由
Windows 10へのアップグレードや買い替えが、なかなか進まない企業を考慮して、のことです。確かにWindows7やXPが未だに現役で動いている企業は、実際相当数あります。
今のアプリケーションソフトがXPじゃないと困るという会社は多いです。
私も経験ありますが、複数パソコンのOSの移行というのは、手間もお金もかかるのです。
対象になるバージョンは
「Windows7 Professional」と「Windows7 Enterprise」が対象です。
個人向けの「Windows 7 Home Basic/Home Premium」は対象外です。大体家にあるパソコンは、一般的にはHome Basicだと思います。
Homeのほうは、いままでの話どおり変わらず2020年1月14日でサポートが終わります。
個人で持っているPro版はどうなるんでしょう。企業対象なので、これもサポート延長の可能性は低いとみています。
有償です
お金がかかります。無料(無償)ではありません。2020年から3年間ですが、しかも1年ごとに値段が上がっていくのです。
Pro版だとアメリカの情報ですと
・1年目:50ドル(約5,350円)
・2年目:100ドル(約10,700円)
・3年目:200ドル(役21,400円)
合計37,450円ですね。まるごとパソコン買い替えに比べれば安いですが、お金を優先するか新パソコンの能力を優先するか、ちょっと悩ましいかもしれません。
ただ企業、会社内の話なので、ご家庭の個人ユーザーは、だまってWindows10へ移行するのが一番ということには変わらないということですね。
サポート切れを良いタイミングととらえる
Windows10のデザインや操作方法、動きが気に入らないユーザーは、Windows7からの移行に渋っている方も多いでしょう。しかし新しいパソコンにする楽しみは、ハードウエアも最新であることです。
CPUの進歩はまだ続いていますし、メモリーも拡大。SSDも以前に比べて一般的になりました。
そこに魅力を見出すのも買い替える理由になると思います。
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