バス利用特典サービス。略して「バス特」といって、PASMOかSUICAを使ってバスに乗ると、お得になるサービスがあります。バスには、ほぼ乗らないから知らない、という方は多いかもしれません。
ポイントをためて「特典バスチケット」がもらえる、というとてもお得なサービスです。特にそのための登録とか申込みなどする必要はありません。PASMOやSUICAのカード持っていればOKです。
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計算方法
PASMO(SUICA)を使ってバスを乗ると1円につき、1バスポイントがたまります。1000バスポイントたまるごとに、100~330の「特典バスチケット」が自動的にPASMO(SUICA)に記録されるのです。
「特典バスチケット」は、たとえば100付与されたら100円分運賃として使うことができます。
たとえば
2019年11月に運賃300円を4回乗りました。するとバスポイントは1200です。1000バスポイントに到達したので、特典バスチケットは100円分付与されます。1000バスポイントを越すと、「チケットがつきました」とアナウンスがあります。
次の5回目にまた運賃300円乗りました。すると自動的に、特典バスチケット100円分が使用されます。そして差額の200円がPASMO(SUICA)から引かれます。
200円は200バスポイント付きますから、累計は1200+200で1400バスポイントになります。
次に6回、7回目に同じく運賃300円乗りました(合計600円ですね)。すると、バスポイントの累計が2000になりました。また特典バスチケット100円分付与です。8回目使えば、また自動的に100円分使用されます。
では11月に8回目使わずに12月になったら、どうなるでしょうか?言い換えると7回バス乗って11月終えた場合です。
累計バスポイントは0(ゼロ)になります。付与された特典バスチケットの100円分はそのまま有効です。ただしそのままバス乗りずに10年過ぎてしまったら消えて無効になります。
各バス事業者のバスポイントは、いっしょにすることができます。たとえば横浜市交通局のバスで300バスポイント。次に京成バスで300バスポイントで合計600バスポイントたまります。
取扱バス会社を確認しましょう
バス特は、東京さくらトラム(都電荒川線)と東急世田谷線も利用できます。
ただし、利用する&しようとしているバス路線で、実施しているかどうか確認しましょう。実施していないバス会社は対象外です。
バス特を扱っているバス事業者一覧はこちら
付与額について
ほぼ以下になっていますが、バス事業者によって違いがあります。
利用額 | 付加額 | 累計額 |
1000 | 100 | 100 |
2000 | 100 | 200 |
3000 | 160 | 360 |
4000 | 160 | 520 |
5000 | 330 | 850 |
6000 | 170 | 1020 |
7000 | 180 | 1200 |
8000 | 180 | 1380 |
9000 | 180 | 1560 |
10000 | 180 | 1740 |
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ポイントの確認
いまバスポイントがどのくらいたまっているか気になるときがありますよね。
その時はPASMO取扱バス事業者の営業所や窓口に行って、履歴を印字してもらいましょう。レシートみたいな紙がもらえます。履歴の印字をお願いします、といえばOKです。電車の駅の自動券売機では印字されません。注意して下さい。
注意事項
以下は盲点ですから、きちんと知っておきましょう。
・チケットの付加は翌月に繰り越しされません。1ヶ月を過ぎるとリセットされます。ということは、例えば300円の距離を月に3回しか乗らないのであれば、お得感は得られないことになりますね。
・バスチケットが10000を超えたら0にもどります。最近4回ぐらい180円だったのが100円になるということですね
・当然ですが、鉄道では利用できません。電車賃ではバスポイントはつかないですし、特典バスチケットも得られません。
・上の例のように、特典バスチケットで支払った運賃(上だと100円分)に対しては、バスポイントは付きません。
・PASMOとSUICA以外のIC交通カードはバス特対象外です。たとえばJR西日本のICOKAは対象外ということですね。ただし、いまのところ(2019年11月時点)は、ですから、将来的にどうなるか気になるところですね。
・実施しているバス会社の中でも、高速バスや深夜バスは対象外ということが多いです。確認が必要です。そのかわり別のサービスとして割安にしているのもあるようです。
いかがでしたか?バスをたくさん利用する方は、バス特を知っておきましょう。すこしでもお役にたてれば幸いです。
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