近年人気が高まり、大きな注目を集めているのがスポーツクライミングです。 東京オリンピックの2020大会で追加種目として初めて採用となりました。 今回は、2020年の東京オリンピックで行われるスポーツクライミングについて説明します。
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スポーツクライミングとは
その起源はフリークライミングです。フリークライミングの前に、ロッククライミングの説明が必要です。
ロッククライミングとは、険しい山や岩壁をよじ登ることをいい、道具を使うのが普通です。そこから道具に頼らず、己の体力だけで純粋に岩を登るのをフリークライミングといいます。
山を登るのは、頂上など目的・理由があって登るわけですが、登る行為そのものを目的または楽しむ人々が出てきて、競技になっていきました。
フリークライミングを競技化したのがスポーツクライミングというわけです。
どうやって順位が決まるの?
次の3種目の順位の掛け算で、順位が決まります。「ボルダリング・リード・スピード複合」といいます
[スピード]・・・高さ15メートルの壁を2人の選手が同時に登り、速さを競います。クライミング版の陸上みたいですね。
[ボルダリング]・・・4分以内に高さ4mの壁のコースをいくつ登れるかを競います。フリークライミングの中で一番知られている種目です。
[リード]・・・6分以内に高さ15m以上の壁をどの地点まで登れるかを競います。ひたすら上をめざすので躍動感あふれるクライミングが見れることでしょう。
男女20名ずつの40名が出場します。予選を戦って、決勝進出は男女8名ずつです。
日程と会場は?
青海アーバンスポーツパークです。8月4日から7日まで実施される予定です。
有明アーバンスポーツパークではありませんよ。青海のアーバンスポーツパークです。間違えやすいですね。ご注意ください。
ちなみに青海アーバンスポーツパークでは、ほかにバスケットボールの3×3、パラリンピックでは5人制サッカーが実施されます。
最寄駅は、東京臨海新交通臨海線ゆりかもめ「青海駅」または「船の科学館駅」です。下車して、どちらとも徒歩約10分ぐらいです。
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注目の代表選手
2019年8月に八王子にて行われたIFSCクライミング世界選手権の結果により、男女2名が内定しました。男子は楢﨑智亜選手。女子は野口啓代選手です。30歳の野口啓代選手は長年やってきてオリンピック出場という夢をかなえました。
ちなみに女子のヤンヤ・ガンブレット(スロベニア)選手は、この選手権優勝2連覇です。優勝候補筆頭です。男子の優勝候補はもちろん楢﨑智亜選手です。金メダルも夢ではありません。
スポーツクライミングやその選手をよく知らない方は、とりあえず上の3人の選手を覚えておくといいでしょう。
メダル獲得は高い
3種目複合の勝利予測は難しいと言われます。しかもオリンピックは、魔物がいる、とか言われるほど特別な舞台。何が起こるかわかりません。ただ、日本人2人のメダル獲得の可能性は高いとはいえます。いまからわくわくですね。
記念すべき初開催で、男女ともにメダルを勝ち取ってほしいですね。
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