八村選手のNBA入りというのは、昔の野茂選手やイチロー選手MLB入りの話題ぶりに相当します。
NBAのワシントン・ウィザーズに所属し、ポジションはパワー・フォーワード(PF) 21歳で、身長203㎝ 体重104.3Kgという体格の八村塁選手。ちょうどNHKでまとめ的かつ入門的なドキュメンタリー番組をやっていましたので、その感想とまとめをしてみました。
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NBAというところ
NBA(ナショナル・バスケットボール・アソシエーション)はアメリカ4大スポーツの一つです。ちなみにほかの3つは、MLB(ベースボール)、NFL(アメリカン・フットボール)、 NHL(アイスホッケー)です。
アメリカで一番人気はNFLですが、2番目がNBAだと言われています。
NBAは世界で16億人が視聴し、全30チームで構成されていて、合計の資産価値は6兆円という規模です。ちなみにMLBと同じぐらいです。
トッププレーヤーの年収は100億円という莫大な金額です。まさにアメリカンドリームですね。
全世界のバスケットボール競技人口は4億5千万人。ドラフトの1巡目で指名されるのは30人。めちゃめちゃ狭き門です。ドラフトの舞台に立つだけでも、あこがれであり、到達点と言います。莫大な年俸と名声を手にいれられるのですから。
ドラフトで指名された選手たちは皆、うれしさのあまり涙を流しています。八村選手は泣いてなかったようですが。
八村選手は9位で指名。推定年俸5億円です。日本のプロ野球で新人がいきなり5億はありえません、いまのところは。
ロッカーには選手一人ひとりアーロンチェアがちらっと。ひとつ20万円する高級チェアです。
八村選手の生い立ち
日本の富山出身でゴンザガ大学出身。ゴンザガ大学はバスケの強豪大学です。
八村選手は高校生まで日本にいました。父は西アフリカ・ベナン出身。母は日本人です。バスケを始めたのは中学から。その中学校の顧問の先生からNBA行けと言われたそうです。
宮崎県は仙台の明成高校へ進学。バスケの強豪校です。アメリカの大学への後押しをしました。2014年U-17世界選手権に行って得点王。NCAA(全米大学体育協会)のスカウトマンの目に入りました。
高校から英語を特訓。英語は苦手だったそうです。今では最初から喋れたんじゃないか、というほどの上達ぶりです。
面白いのは黒人のような外見で、自分は黒人と思っていたのに、大学時代アメリカでは日本人と思われていたそうです。
中学で始めた少年がやがて、最高峰のNBAでドラフト指名されるという、まさに夢を現実にしたのです。
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NBAで高い評価を得た理由
マジック・ジョンソンいわく、八村選手は強靭な体、頭脳明晰、俊敏さ、バスケットボールIQが高いなど、べた褒めぶりです。塁のプレイが待ち遠しい。NBAの大舞台でやってくれるはずだと、語っています。日本にそんなすごいアスリートがいたの？と思っている日本人は多いのでは？
富と名声におぼれ、才能を生かすことなく消えていった選手も少なくなくありません。デニス・ロッドマンは、ドラフト9位指名という話は終わったんだ、これからが勝負だと、くぎを刺します。
自分らしくやれよ、大舞台に圧倒されるなよ、といかにも悪童らしい演出で語っています。
記者団に、アメリカ人はあなたを黒人とみますか？それとも日本人？自分ではどう思いますかと言われて「ブラッカーニーズ」と答えました。Blackanese。Black+Japaneseから来ているのは想像に難くないですが、不思議な響きです。
NBAと楽天
番組で何回も右端にちょこっと出ていた「NBA Rakuten」。日本向け放映権は楽天が取得しています。Rakuten TVにて月額税抜900円で見ることができます。
NBAは世界へ市場拡大を狙っています。中でも特に日本。八村選手をきっかけに日本でNBAファンを増やそうとしています。楽天とパートナーシップを結んでスマートフォンなどで見られるようになるのです。
バスケットボールのファン拡大へ
練習中、選手同士でケンカする場面があります。結果がすべてという厳しい世界。大きなストレスも襲ってきた八村選手。ドラフト後は環境が一変しました。コーチからプレッシャーと取り除こうといろいろ手を尽くしたり、仲間と気分転換したり。
開幕して2ケタ得点をするなど、いい出だしです。
子供からあこがれられる選手でありたいと語ります。NBAと八村選手の今後に要注目です。日曜の夜らしい、濃厚な番組でした。
よく手に持っていたのは最新のiPhone11。Proかなあ。
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