2019年11月に開幕する「大浮世絵展」は、美術ファンのみならず、レジャーとしても注目の展覧会です。その魅力とチケット入手方法や混雑度はどうなるか語ってみます。
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2014年にも大浮世絵展
東京の両国にある江戸東京博物館で一度5年前の2014年に「大浮世絵展」を開催しています。その時はいわば江戸初期から明治にいたるまで幅広く網羅していました。
その時々の名品を紹介しながら歴史をたどっていくという内容はすきまのない、捨て作品がほぼないくらいのものでした。
めったに見れない国宝の「風俗図屏風(彦根屏風)」や「見返り美人図」。北斎や広重の黄金時代はもちろんのこと、伊東深水や川瀬巴水といったノスタルジックな近代浮世絵まで、思う存分堪能できたのを思い出されます。
人気浮世絵師5人だけに集中
2019年の11月から開催される今回の「大浮世絵展」は、浮世絵師といえばこの人たちという、代表的な5人にしぼった展覧会です。
あまりに有名な作品ばかりですから、かえって浮世絵ファンにとっては、当たり前すぎて今更感があるかもしれませんが、5人の名品たちがそろって一同に集まるという機会は、10年に一回あるかどうかと思うくらい、めったにありません。
展覧会の副題に「夢の競演」とありますが、誇張ではないです。学校の教科書に載っている浮世絵の名品を、たくさん見ることができる大きなチャンスといえるでしょう。
ボリューム大な浮世絵展
喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳の5人にだけフォーカスしているということは、菱川師宣や鈴木春信、鳥居清長は出てきません。
宮川長春や懐月堂派などももちろんいませんから、クラシック音楽にたとえると、バッハやモーツァルト、ベートーヴェン、ショパン、ブラームスの名品ばかり聴いて、個人的にマニアなお好みの曲は聞かないという状態に似ているかなと思います。
要はだんだん飽きてくる可能性はあるかもしれないと、当初は心配したのですが、ホームページにある展示リストを見ると、5人の作品をおもうぞんぶん堪能するに十分すぎるボリュームであることがわかりました。写楽の大首絵は、全部とまでいかなくてもほぼ勢ぞろいです。
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良好な作品状態も注目
海外には保存状態がよい浮世絵が残っているので、所蔵先も豪華です。メトロポリタン美術館や大英博物館、ボストン美術館は浮世絵所蔵先としては定番でしょう。
あとはシカゴ美術館やベルギー王立美術歴史博物館からも出品されていて、もう海外美術館なしでは成り立たないありがたい展覧会です。
チケットの購入方法は
イープラスやローソンチケット、楽天チケットなどから購入できますが、
「大浮世絵展」の公式オンラインチケットで購入するのがいいでしょう。手数料はかからなくて0円です。鑑賞券代金のみですのでオススメです。外出せずに自宅で購入でき、しかも手数料ゼロなのがいいですね。
- チケットボタンを押す
- チケット枚数を指定する
- お客様情報を入力する
- チケットを購入するボタンを押す、で購入成立
- お支払情報入力を入力する(クレジットカードかドコモ払い)
バーコードチケットといって、自宅かオフィスのプリンタで印刷し、会場へ持っていけばよいです。
または、スマートフォン・タブレットの画面表示がチケットになります。
混雑度は?
人気の浮世絵師5人勢ぞろいの展覧会ですし、江戸東京博物館の特別展はいつも混んでいるイメージがありますから、江戸東京博物館のツイッター(ギボちゃんという公式キャラクターのツイッター)や公式ホームページで確認するといいでしょう。一番混むのはお昼14時から15時ごろでしょう。開館時間いちばんか、閉館1時間半前を狙う手もありますよ。
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