めきぞBOX

たったの2分58秒で読める日常のなるほど情報サイト

ビジネス解説

棚卸しとは何か、どういう意味で、なぜ必要なのかを、わかりやすく説明します

投稿日:

棚卸しという言葉はよく聞くと思います。では棚卸しとは何か、どういう意味で、なぜ必要なのかいまいちわからない方もいるでしょう。

そこで今回は棚卸しについて、わかりやすく説明します。これを読めば棚卸しがいかに大切なのかがわかるでしょう。なお法律上必要だからという話は割愛します。

スポンサーリンク

棚卸しするとは、お金を数えることと同じ

棚卸しとは、商品や品物の在庫を数えることです。では在庫を数えるとはどういうことか、というと、在庫している数量と金額を数えるということです。その品物が実際いくつあるのか、一個一個数えるのです。

そして合計の数量がわかったら、今度は仕入れた単価×数量で合計の金額を出します。ということは、どういうことかわかりますでしょうか?在庫を数えること(棚卸しすること)は、お金を数えることと同じなのです。

在庫してあるものが売れた、ということは、お金が入ってくるということになりますが、仕入れて在庫になっていたものが、お金になって戻ってきた、とも言えるのです。だから企業にとって棚卸しは大事な行事なのです。

出来上がった製品だけでなく、部品や原材料、消耗品も数える

棚卸しをする対象物としては、売り物だけではありません。売り物を一般に完成品といいますが、その完成品の他に、仕掛品、原材料、消耗品、貯蔵品も数える必要があります。すべてお金で買ったものですからね。

  • 完成品:売り物としてすぐお客様に出荷できるもの
  • 仕掛品:完成品になる前の状態のもの。塗装前、溶接前や途中まで組み立てたものなど
  • 原材料:仕掛になる前の加工していない素材状態のもの。鋼材や原石など、一番最初の元になるもの
  • 消耗品:文房具などの事務用品
  • 貯蔵品:切手や包装品(ダンボール、エアーパッキンなど)

総利益を確定させるため

棚卸しで全体の金額をはじいたら、その会社の総利益がわかります。前回の棚卸しと今回の棚卸しの期間で、どのくらいの利益や損失が出たのかがわかるので、その意味でも大事な行事なのです。

棚卸しで、どうして会社の総利益がわかるのか。それは以下の方程式でわかります。

売上総利益=売上高-(前の棚卸高+仕入高-今回の棚卸高)

ちなみに「前の棚卸高+仕入高-今回の棚卸高」を材料費や売上原価とも言います。

つまり、

棚卸しをする→在庫金額を出す→売上原価(材料費)がわかる→売上総利益がわかる

ということです

今後の経営判断のため

棚卸しをすることによって、売上総利益が出るわけですが、では何がよく売れて、何が売れ残ったかという中身の分析ができるようになります。

どの商品が在庫が多くなってしまったのか、逆に在庫不足なのか把握する大切な資料が出来上がります。それをもとに今後に向けて会社の経営者側は適切な判断を下さないと、下手すると経営が傾いてしまいます。

スポンサーリンク

品質を確認するため

棚卸しをすることによって、在庫してあるものがきちんと品質あるものなのか把握します。品質が大丈夫だと思っていたら、実は劣化していて売り物としてダメになっていた、ということは十分あり得ます。

品質状況を把握しなければなりません。そうしないと在庫管理も狂うことになります。また、完全に劣化したとわかったならば、評価損をしなければなりません。

今後も売れるものかどうか判断するため

品質が大丈夫でも、お客様からキャンセルを言われてしまい、売上が立つ見込みがない、ということもあります。これも今後どうするかの判断材料として棚卸しがきっかけになります。

在庫数を正しく把握するため

単純に普段管理している計算上の在庫数と、棚卸し数をあわせる(同期させる)ためにも棚卸しは必要です。

「いや棚卸ししなくても在庫は狂っていない自信はあるから大丈夫だ」、という気持ちがあっても、残念ながら実は狂います。本当によく狂います。在庫管理の経験がある方ならわかりますが、なぜか在庫数は狂い、苦労します。

たとえば数が10個あると思っていたら、7個しかなかったとしたら、納期回答にうそを言ってしまうという怖いことが起こります。

入庫と出庫の管理ミス、誰か勝手に持っていってしまった、勝手に捨てたなど、原因は必ずあるはず。なのに調べても原因がわからないことが多かったりするのです。

このように在庫を日々正しく把握するのは大変です。在庫管理をきちんと行うのは骨の折れる仕事なのです。そのためにも棚卸しは必要です。

逆に言うと極論ですが、ほとんど狂ったことがないという優秀な管理をしているのであれば、決算以外は棚卸しは必要ないとも言えますが。

いかがでしたか?棚卸しとはなにか、なぜ必要なのかの概要を説明しました。もし今後、棚卸しの作業に関わる仕事につく方がいれば、これを参考にできれば幸いです。

スポンサーリンク

-ビジネス解説

執筆者: