パソコンを買い替えようとして、ケーズデンキやヤマダ電機、ビックカメラなどの家電量販店のチラシや、インターネットで調べたりすると、「SSD搭載」という文字を目にします。
「SSD」とはソリッドステートドライブといい、データを保存する記憶装置のことです。
スポンサーリンク
メリットは?
SSDは、いままでのHDD(ハードディスクドライブ)よりもパソコンの起動や動作が速くなります。HDDではパソコンの電源をいれてから、使えるようになるまで数分かかります。しかしSSDのパソコンの場合は、速い機種だと、電源を入れてから30秒以内で使えるようになるのです。
HDDは衝撃に弱いというのが欠点です。HDDは磁性体を塗った回転盤に直接読み書きをするという仕組みです。駆動する部品でなりたっているという、衝撃によって破損しやすい構造なのです。
SSDには動く部品がなく、すべて半導体でつくられています。少々荒くあつかっても壊れる心配がありません。ですので、特にノートパソコンには最適です。持ち運ぶことが多いからですね。
スポンサーリンク
デメリットは
価格はHDDよりもSSDのほうが値段が高いです。
SSDが一般的になってきて久しいですが、なかなか理想的には安くなっていません。昔に比べたら確かにいくらか安くなっていますが、それでも割高感はあります。
海外でほとんど生産していて物価があがっていることや、作れる会社が少ないため価格競争になっていなく、独占的になっている、供給が需要に追い付いていない、などが理由と言われています。
SSDは、一度壊れると全滅状態になります。
データを完全にあきらめることになるのです。壊れる時は兆候がなくいきなり壊れます。
HDDは壊れても、データを救い出せる可能性はありますが、SSDの場合は、かなり難しいのです。
それを嫌がり、あえてHDDを選ぶ人もいます。最新のHDDは、SSDの速度に近いものもあります。HDDのみ搭載のパソコンがいまだに売られているのは、そういう危険性を考慮しているユーザーがいる、からなのです。SSDは完璧な記憶装置ではまだないのです。
たとえ治すにしても多額な費用がかかるでしょう。
よってSSDのみ搭載のパソコンを選ぶ場合に気を付けたいのは、常日頃データのバックアップがより重要になります。
おすすめは両方積み
おすすめなのは、SSDとHDDを両方搭載しているパソコンです。
Windows(基本ソフト部分)だけSDDにして、エクセルや写真などのファイルはHDDや外付けHDDに保存するというやりかたにすれば、SSDで全滅になるより、いくぶん救える可能性はある、ということになります。
いかかでしたか?SSDのメリットデメリットやHDDとの違いなど説明しました。パソコンの購入の際に、参考になれば幸いです。
スポンサーリンク