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展覧会の感想 日本美術

(感想)「円山応挙から近代京都画壇へ」展を見に行ってきました

投稿日:2019年10月7日 更新日:

2019年8月下旬の土曜日に、東京芸術大学大学美術館で開催されていた「円山応挙から近代京都画壇へ」を見に行きました。どんな展覧会だったのか、そのレポート・感想を述べていきます。

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展覧会の内容

この展覧会名を別の言い方ですると「円山応挙とその仲間展」「円山四条派展」といったところです。

応挙を筆頭に、長澤芦雪・与謝蕪村・呉春・森祖仙・松村景文といった江戸時代の絵師から、竹内栖鳳・上村松園まで出品されています。

円山派と四条派の名品が一挙にみられるという、日本絵画ファンにはたまらない内容です。

京都画壇といえば伊藤若冲や曽我蕭白といったアバンギャルド系の画家が、すっかり人気定着しています。最近は若冲や蕭白ばかり注目されている感が強いです。

その一方で昔当時から長らく人気がある写生画もいいものです。やわらかくて繊細かつリアルなのです。

おすすめ作品

印象的な作品。お勧めしたい作品を上げます。

大乗寺障壁画

本展覧会のメインディッシュです。大乗寺の雰囲気を再現できるよう立体的に展示されます。応挙晩年の名品ですね。一門で作り上げたそうです。

孔雀は亡くなる年に描いたとのこと。そのためか、力強さがちょっと足りない感じがします。力強さ不足という点を予備知識として鑑賞するのもいいです。

魚介尽くし

多くの種類の魚を描いた掛け軸です。一匹1種類一人担当しています。魚の図鑑と化してます。見ていて飽きないです。さかなクンに見せてあげたくなる作品です。

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鵜飼

川合玉堂の名品です。鵜飼の様子を見事にやさしい色彩かつリアルで描いているのはさすがです。

いつまでも見ていたい作品。東京芸術大学所蔵なので、京都展で出品されるといいですね。あとこれは額装です。掛け軸のほうがいいのでは?

大原女図

美人画はすべて必見で、捨て作品なしです。美人画は宝石のようです。あえて言うならば長沢芦雪の「大原女図」です。艶めかしいです。

薪などを頭に乗せて売り歩く女性を描いています。大原女を題材にするのは珍しいそうです。芦雪らしいといえます。

鑑賞者の声

感想を拾ってみました。

・狩野派がサイケデリックなら、円山派はシンガー・ソングライター
・有名ではない人の作品に、素敵なものがあった
・昭和の作品かと思ったら、応挙の作品だったと知った時の衝撃たるや やっぱり応挙凄い
・全体的に動物を題材にしたものが多く想像よりも緻密でリアルでした 

twitterより

やはりレベルが高い作品が多かったというところでしょうか。

日本画ファンはぜひ

いかかでしたでしょうか。応挙やその関連作品を一挙に鑑賞できる機会は、今後そう無いです。東京展は終わってしまいましたが、京都展は2019年11月2日からです。

江戸時代の絵に少しでも興味ある方はもちろん、写生画を見たい、応挙を見たい、抒情的でやさしい絵を見たい方にお勧めの展覧会です。

あと、後半は会場混雑してましたから、やはり早めがお勧めです。

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