2020年1月1日、NHKでは「NHKスペシャル 2020巻頭言「10years after 未来への分岐点」という番組で地球温暖化対策やプラスチックごみ問題について取り上げていました。
2019年は台風15号と19号という大きく強い台風が立て続けに起き、東日本に大きな災害をもたらしました。2018年でも広島や岡山でも豪雨災害が起きました。
台風はなるべく日本に上陸してほしくないのは昔からですが、やっかいなことに以前に比べて巨大化・強力化しています。
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今後も19号と同等レベルか、もしくはそれ以上の強い台風が来るのではと予想されます。その一番の原因といわれる地球温暖化といわれています。
またプラスチックの大量生産によって温室効果ガスを生んでいるという問題の他、大量世界中の海に散らばっているプラスチックごみも、なんとかしなければいけません。
これは大多数の人はなんとなくわかっているけど、どこか他人事のように思っているのです。
地球温暖化によって世界各地で異変が起こっています。南極の氷は世界全体の9割を占めています。
南極の氷は大きく溶けることはないとされてきました。その定説が覆されようとしています。だんだんと溶け出しているのです。
海水の量が増えますから、海岸はどんどん侵食され、海岸付近をはじめ人が住める場所が減っています。
これ以上温暖化が進めば、温暖化は発車がかかり、暴走化すると警告する専門家もいます。
南米の熱帯雨林が荒れた草原になると、地下に埋まっていたメタンガスが地上にたくさん放出され、現在より4℃も上昇するという灼熱化の地球になるというのが最悪のシナリオです。
しかし、今やもっと大きなレベルで行動しなければならないのです。石炭火力をやめる、風力や太陽光などの省エネのをもっとすすめること、プラスチックの削減・・・どころか廃止までしなければならない、などです。
本気でなんとかしないといけないレベルであることを改めて認識しなければなりません。10年後には地球は住みづらくなるようなところまで追い込まれているわけです。
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ひとりの若者がたちむかう
実際に個人で行動を起こし、周囲を巻き込んで大きなプロジェクトまで発展させた若者がいます。オランダのボイヤン・スラットさんは、世界中のプラスチックごみを完全に取り除く事業をすべくNPOを設立しました。
オランダの20代の若い男性です。世界中から1000万円ほどの寄付金をあつめ、専門家も企業も参加し、いまでは大量の回収に道筋をつけました。
尊敬すべき若者で感心しますが、いつでも世界を変えるのは若者です。スラットさんにはいろいろな困難があったと思いますが、行動する大切さも教えてくれます。若者の行動が国をも動かしているのです。
しかし彼ひとりだけに頼ってはいけません。世界中の一人ひとりに今、目の前のできることをすること、発言すること、協力すること、諦めない気持ちが必要なのです。
まずはごみの分別をきちんとやる、買い物の袋は自分で用意するなど、小さなことでも行動することが大事です。
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