電源タップには実は寿命があります。寿命がきたら新しく買い替える必要があります。しかし、本当に寿命なんてあるの?取り替えなければいけないの?と疑問に思う人もいますよね。
そこで今回は電源タップは寿命があるので交換しなければならないその理由や根拠について、わかりやすく説明します。
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寿命は5年
結論を先に言うと、電源タップ(延長コード)は早くて3年、平均で5年たったら交換をお勧めします。ネットで調べても、みなさんそう説明しています
電源タップにそんな数年で寿命があるなんて知らなかった、と軽いショックを受けている方も多いでしょう。しかしこれは事実です。電源タップは消耗品なのです。
PCを雷から守る「雷サージ」機能の入った電源タップも同様です。
電子レンジが壊れたと思っていたら
こんな例があります。あるとき突然、電子レンジが使えなくなりました。使えても途中で止まってしまうということが、たびたびありました。それが何日か続きました。
その電子レンジは新しいものではなく、10年近くは使っているものだったので、電子レンジが壊れてしまったと思いました。
その電子レンジは、電源タップのコンセントにつないでいました。しょうがないので新しい電子レンジを買いましたが、ある時、その調子の悪い電子レンジのプラグを、電源タップのとなりのコンセントに差し込み直しました。
そうしたら、途中で止まったりせず、今まで通り使えてしまいました。電子レンジが壊れたのではなく、電源タップのあるコンセントが調子悪くなった(こわれた)ということなのです。
おかげで新しく買った電子レンジはしばらく使用せず、もったいない買い物をしてしまいました(その後引っ越しがあって、使うことにはなったのですが)
ただその時は、まあこういうこともある、ぐらいにしか思っていませんでした。その後、電源タップには寿命があり、5年ぐらいで買い替えたほうが良いと知ったときは、驚くとともに、そういうことなのかと、やがて納得するわけです。
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劣化するのです。長寿命ではないのです。
特に安いものは、金具や素材が低品質ですから、使うとすぐ温度が高くなります。そうすると断線が起きやすくなります。
安くない電源タップでも、次第にコードが固くなります。束ねまくっていたり、よく踏んだりしているとそれだけ劣化が早くなります。
長い間使い続けると、内部の金属が劣化し、異常発熱を起こしやすくなります。これは危険ですね。
一番怖いのはやはり火災です。
配線器具による火事や事故が増えてきています。テレビや録画機、オーディオだけでなく、今やスマホやパソコン、電池の充電などなど、コンセントがたくさん必要になってしまったご時世です。
電源タップを使用しない会社やご家庭はほぼ無いというくらい普及しています。そうすると電源タップが原因の事故が、近年増えているのも納得します。
コンセントにホコリがたまり、それが原因で発火し火事になるというニュースは今や珍しくありませんね。
だからこそ電源タップを1年に一回は点検したり、掃除を心がけたりする必要があるのです。電源タップは、いまや必須管理項目なのです。
もし昔の電源タップを、また使うかも・・と思い、たくさん保管してあるのであれば、処分することをお勧めします。使う機会があれば新しく買い替えましょう。
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