普段のお仕事で緊張状態が長くつづいたり、パソコンやスマホの画面をじっと見てばかりしていると、呼吸が浅くなりがちです。そんなときに深呼吸をしてみましょう。今回はリラックスさせるために腹式呼吸の深呼吸について説明します。
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腹式呼吸のやり方
- 背筋を伸ばして、お腹に手を当てます。
- ゆっくりと長く大きく口から息を吐き、お腹をへこませます。
- 息を吐ききったら、鼻からゆっくり大きく息を吸い、お腹をふくらませます。
すきま時間を利用して1日に1回から2回。1回は5分から10分やってみましょう。
いろいろな効果が期待できます
腹式呼吸には、副交感神経を活性化させます。それによって心身がリラックスモードになります。副交感神経とは自律神経のうちのひとつですが(他は交感神経)、その自律神経のバランスを整える働きがあります。
新鮮な酸素を取り込むことによって、脳が活性化します。アルファ波という脳波が出て、脳がリラックスしているのに、クリアになっている状態になります。
リラックスするため、五月病の予防になります。
腹筋を意識して呼吸するので、お腹周りの筋肉が引き締まる効果があります。
胸式呼吸よりたくさんの空気が吸えます。ということは大きな声が出せるようになります。
大きな声がだせる、ということは歌を歌うのにふさわしいのが腹式呼吸です。
喉に負担がかかりにくく、何曲歌っても声が枯れにくいです。ボイストレーニングによく使われます。
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胸式呼吸との違い
腹式呼吸とは、ゆっくり長く大きく口を吐いてお腹をへこませて、そのあとゆっくり鼻から大きく息を吸い込んでお腹を膨らませる呼吸のことを言います。要はお腹をつかった呼吸のことですね。
それに対し胸式呼吸とは、ゆっくり長く大きく口を吐いて胸郭(胸をとりまく骨格)をせばめて、そのあとゆっくり鼻から大きく息を吸い込んで、胸郭を開かせる呼吸のことを言います。要は胸をつかった呼吸です。
胸式呼吸は、交換神経が有利になり、リフレッシュした気分になるのが特徴です。適切な緊張感を体に与えるので、朝の目覚めや運動・身体トレーニングに向いています。
だた腹式に比べて、そんなに息が吸えません。歌を歌うのは腹式がよいと言われるのはそこが理由です。
いかかでしたでしょうか。今回は腹式呼吸のやり方とその効果についてや、胸式呼吸との違いについて説明しました。リラックスしたい場合は腹式呼吸をうまく取り入れてみてください。
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